土間収納カスタマイズ①入れる物や敷地に合わせてタイプを選ぶ! | 山下建設株式会社の注文住宅
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こんにちは、やまけんです。

マイホームを建てる際に最もこだわりたいポイントとして、多くの人が挙げる収納計画。
中でも散らかりがちな玄関回りをスッキリ見せてくれる土間収納は、定番人気の大型収納です。
せっかく注文住宅を建てるなら土間収納も“物がたくさん入る”だけでなく、より使いやすくなるよう暮らしに合わせてカスタマイズしたいですよね。
そこで今回は土間収納のカスタマイズについて、前後編で見ていきます。

前編ではタイプ別の土間収納の選び方をご紹介!
扉のありなし。ウォークインとウォークスルー。それぞれのメリット、デメリットを見ていきましょう。

まずは土間収納に扉を付けた場合、付けない場合、それぞれのメリット、デメリットについて。

~扉ありと扉なし。どっちにする?~
【扉あり土間収納】

●メリット
・物をすっきり隠せる

扉があることで収納内部の物が見えなくなり、玄関がすっきりとした印象になります。特に来客時などには、扉を閉めるだけで整頓された空間を保つことが可能です。

・ほこりや汚れの防止
扉があることで、外からほこりや汚れが収納内に入るのを防げます。靴やアウトドア用品など、外で使用する物を清潔に保管することが可能です。

・臭いの広がりを防止
靴やスポーツ用品などを入れて扉を閉めることで、臭いの広がりを防止できます。

●デメリット
・扉の開閉スペースが必要

扉の開閉する範囲内にはものを置けず、デッドスペースができます。また玄関ドアが比較的狭い場合、開閉スペースを確保しにくく、邪魔になったり、玄関ドアと干渉したりします。扉の場所を取りたくない場合は引き戸やロールスクリーンを検討するのも良いでしょう。

・大きな物の出し入れが手間
キャンプ用品やベビーカーなど大型用品の出し入れや、両手がふさがった状態での出入りがしにくい場合があります。入れる物に合わせて、大開口の扉にする、引き戸で開けたまま出入りできるようにすると扉ありでも出し入れスムーズ!

・臭いや湿気がこもる
臭いが拡散しないという利点は、臭いがこもりやすいというデメリットにもつながります。また閉め切っていては風通しが良くないため、湿気からくるカビや結露も心配。引き戸にして来客時以外は扉を開けておく、収納内に空気清浄機を設置するなどの工夫で通気性に配慮しましょう。

【扉なし土間収納】

●メリット
・物を出し入れしやすい

扉を開け閉めする手間がなく、物を出し入れする際に手間がかかりません。ひんぱんに使用する場合や、大型用品が多い場合は、扉なしが便利でしょう。

・空間が広く見える
扉がないことで空間につながりが生まれ、視界が広がります。玄関全体が広く感じられ、明るく開放的な印象に。

・扉の干渉がない
扉の可動域が必要ないため、デッドスペースが生まれません。狭小地などでも土間収納を設置しやすくなります。

・換気が良い
扉がないことで通気性が良くなり、靴やアウトドア用品など湿気がこもりやすい物のカビや臭いを防ぐのに役立ちます。

●デメリット
・中身が丸見えになる

収納内部が常に見えるため、物が散らかっていると土間全体が乱雑に見えてしまいます。半壁や上下の空いた扉を付けるなど、扉あり土間収納との折衷案を取り入れるのも良いでしょう。また収納位置を奥まった場所にする、奥が見えにくい形状にするなどといった工夫も可能です。

・ほこりや汚れが入りやすい
扉がないため、外からのほこりや汚れが収納内に入りやすくなります。靴やアウトドア用品を収納する場合、定期的な掃除が必要です。

・臭いの広がり
靴やスポーツ用品などの臭いの拡散を扉で防ぐことができません。心配な場合は換気扇や空気清浄機をあらかじめ取り付けておきましょう。

続いて、ウォークインタイプの土間収納とウォークスルータイプの土間収納、それぞれのメリット・デメリットを見ていきます。

~ウォークインとウォークスルー。どっちにする?~
【ウォークイン土間収納】

●メリット
・収納スペースに無駄がない

通り抜けするためのスペースが必要ないため、土間収納内全体を収納スペースとして無駄なく使えます。

・省スペースでも設置しやすい
通路を確保する必要が無いため、土地の広さやレイアウトの制約が比較的少なく、狭小地などでも設置しやすいタイプです。

・施工や構造が単純
施工や構造が単純で、費用なども抑えやすい収納です。扉ありにする場合、ウォークスルーなら扉2枚が必要なため建具の費用も増加します。

●デメリット
・湿気や臭いがこもりやすい
一方向しかないため、湿気や臭いがこもりやすくなります。傘やレインコートなど、濡れた物も収納する場所なので、普段から換気に配慮する必要があるでしょう。

・ホール側から物を取り出せない
玄関土間側からしか出入りできないため、室内で物を使いたい場合も一旦靴を履いて玄関土間に降りる必要があります。

【ウォークスルー土間収納】

●メリット
・動線が効率的

通り抜けできるため、外出時や帰宅時に効率的な動線を確保できます。例えば玄関ホールから土間収納に入って靴を履き、ベビーカーを取り出してそのまま玄関土間に出るといった具合。ガレージやキッチン、洗面所などと直通にしてより生活動線をスムーズにすることも可能です。

・両側から物を出し入れできる
玄関土間とホールの両側からアクセスできるため、どちらからも物を出し入れできて便利です。

・奥の物も取り出しやすい
通り抜けできる動線の両側を収納として利用するため、奥にしまい込んで取りにくいといった状況を回避できます。

・換気性、通気性が良い
2方向に出入口があるため、通気性が向上。臭いのこもり、湿気やカビの発生を防ぐことができます。

●デメリット
・デッドスペースの発生

通路部分が必要になるため、収納内全体にモノを入れることができず、デッドスペースが生まれます。

・整理整頓が必要
通路部分を確保しておくため、整理整頓が必要です。とりあえず大型荷物をどんどん入れておきたいといった使い方には不向き。

・敷地や広さの制約
土地の形状や玄関レイアウトによっては、ウォークスルー土間収納を設置しにくい場合もあります。また狭小地などで小ぶりな土間収納しか確保できない場合、通路部分が必要なウォークスルー土間収納にすると、より収納部分が小さくなります。

次回も、継続して土間収納カスタマイズをお届け予定です。
土間収納内に設置しておくと便利なアイテムや設備などをご紹介しますよ♪

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