土地探しの基礎知識①地盤調査 | 山下建設株式会社の注文住宅
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こんにちは、やまけんです。

今回の「土地探しの基礎知識」は、2回連続シリーズで地盤調査と地盤改良についてお話します!
地震や大雨などの自然災害が多い日本。前編は地盤調査について。

とりわけ台風シーズンには毎年のように、各地で家が傾く不同沈下や土砂崩れの被害が起こっています。このようなリスクを減らすために行うのが地盤調査。建築前に地盤の状態を確認し、地盤沈下などの危険性がある軟弱地盤の場合は、地盤改良を行います。

【地盤調査とは?】
建築を予定している土地の地盤がどの程度の重みに耐え、沈下に抵抗する力を持っているか確認するための調査です。工事前に構造計算を行う上でも欠かせない調査で、法律で義務付けられています。
軟弱で建物の荷重に耐えられない軟弱地盤であると判断された場合は、地盤沈下や土砂崩れなどの危険性を回避するため地盤改良を実施する必要があります。

購入した土地で地盤調査を行い、地盤改良が必要になった場合、基本的に費用は施主の負担になります。できれば土地購入前に地盤の状況を判断したいところですが、可能なのでしょうか?

【土地購入前に地盤の強さは分からないの?】
一般的に河川の近くにある低地や、盛り土の造成地、埋め立て地などは地盤が弱い場合が多く、標高が高い土地は地盤が強いと言われています。また周辺の土地の地盤調査結果が分かる地盤資料を取り寄せ、ある程度の予想を立てることは可能。
ただし、これはあくまでも傾向!実際のところ地盤調査をしてみないと何とも言えません
さまざまな要因によって、周辺地域の地盤が強くても建物を建てる一帯の地盤が弱い場合もあります。上記に挙げたような方法は絶対ではなく、可能な限り地盤改良になりにくい土地を探す手段と考えましょう。
また以前「土地探しの基礎知識 法令に基づく災害リスクのある区域」でもご紹介したハザードマップには、洪水・土砂災害・高潮・津波のリスク情報、道路防災情報、土地の特徴などが示されています。マップの情報から液状化しやすい土地を避けるのもリスク回避の一つの方法です。

【地盤調査の方法は?】
地盤調査にはラムサウンディング試験、ボーリング調査、平板載荷試験などさまざまな方法があります。一般的な住宅によく使われるのはSS (スクリューウエイト貫入試験、旧スウェーデン式サウンディング試験)と表面波探査です。今回は、やまけんで主に採用しているのはSSの調査方法についてご紹介しましょう。

●SS (スクリューウエイト貫入試験、旧スウェーデン式サウンディング試験)

地盤に鉄の棒を突き刺しておもりを載せ、おもりによる自沈量、鉄棒の回転で生じる土へのめり込み度合いを計測していきます。これにより貫入抵抗を測定し、地表面から深度10mまでの軟弱層の土の硬軟、締まり具合などの土層構成を把握する試験です。

次回は、地盤調査で軟弱地盤と判断された場合の地盤改良についてご紹介します。
ぜひ続けて、ご覧ください。

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