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ホームエレベーターは新築時に付ける?後付けする?
こんにちは、やまけんです。
前回、前々回の「アクティブシニアのための住宅リノベーション」に続いて、敬老の日にちなんだ投稿をもう一つ。
高齢化の加速や、住宅のバリアフリー化の進展、都市部での3階建て住宅の増加などにより需要が伸びているホームエレベーターについて取り上げます。
最近では将来への備えとしてだけでなく、生活の質向上のために設置する家庭も増えているホームエレベーター。
「新築時の設置と後付けでは税金が違う」「後付けはリフォームが大変」など、様々な情報が飛び交い、どの時点で設置するか悩まれるお客さまもいらっしゃいます。
SMBCビジネスクラブInfo Lounge 「注目市場レポート」によると、設置のタイミングは新築需要が85%前後、後付け需要が15%前後と推測されるそうです。
新築時の設置、後付け、それぞれのメリットと注意点をまとめてみました。

【新築時にホームエレベーターを設置】
新築時に設置することで、家全体の設計や動線にホームエレベーターを組み込むことが可能です。また近年のライフスタイルの変化や、3階建ての増加などにより、老後だけでなく若いうちからエレベーターを日常的に使う世帯が増えています。

〇メリット
●プランニングがスムーズ
エレベーター込みのレイアウトや内装デザインを計画し、動線にも最初から組み込むことができます。これにより空間を最大限に活用でき、バリアフリーのトータルプランニングもスムーズです。
●3階建てや2階リビングもラクラク
狭小地の3階建てや人気の2階リビングは、階段の使用が多くなりがち。とくに食材や備蓄品、洗濯物、掃除道具などを抱えての上り下りは大変です。家事動線にホームエレベーターを組み込むことで、家事負担がぐっと軽減します。
●近年のライフスタイルに対応
昨今では、アウトドアやキャンプがブームからライフスタイルの一つとして定着。キャンプグッズやスポーツ用品などの大型用品を所有する家庭が増えています。ホームエレベーターがあれば上階の納戸やファミリークローゼットへ荷物を運ぶのもラクチン。
ルーフバルコニーや屋上でBBQをする際、料理やBBQコンロを運ぶのもスムーズです。
●設置の費用相場は後付けより低め
新築時に設置すると、設計段階から設計場所や配線を考慮できるため、費用を抑えられる傾向にあります。
一方、後付けの多くは、新築時にホームエレベーターの設置を見込んだ工事を行っていません。そのため設置場所の確保や補強工事などが必要となり、費用やリフォーム範囲、工期がふくらみがちです。
〇注意点
●保守・維持費などの負担
ホームエレベーターをあまり使用しない場合も、保守費などのランニングコストがかかります。若いうちはあまり使わないという場合は、後付けの方がお得かもしれません。
●固定資産税の増加
エレベーターが家屋の評価対象となり、固定資産税が増加することがあります。
●初期費用の上乗せ
新築時の費用にエレベーターの設置費用が加算され、高額に。他の仕様や設備と比較し、入居後の生活ですぐ必要なものと、後からリフォームしても間に合うものを取捨選択しましょう。
【リフォームでホームエレベーターを後付け】
「ホームエレベーターは、もう少し年を重ねてからでいい」「将来、二世帯同居を始めるタイミングで付けたい」という場合は、後から設置する方法があります。後付けを予定している場合は、新築時に住宅会社へ伝え、しっかり事前準備を。
〇メリット
●固定資産税や保守費用を軽減
エレベーターを設置するまでは、固定資産税や電気代、メンテナンス費用などのランニングコストを気にする必要はありません。
●介護保険制度の利用
ご自身やご両親の足腰が弱り、階段の上り下りが難しくなってからホームエレベーターを設置する場合は、身体状況に応じて介護保険制度で設置費用の一部をまかなえる場合があります。
●設置場所の有効活用
ホームエレベーターの設置予定場所をサロンを兼ねたエントランススペース、セカンドリビング、室内干しスペース、物置などとして有効活用することができます。
エレベーターは各階に一定の空間が必要となるため、空きスペースを無駄にしないよう、設計段階から用途を検討しておくと良いでしょう。
●ライフプランの変化に対応
当初の予定と変わり「減築で平屋にすることになった」「2階は子ども夫婦が使うので、エレベーターはいらなくなった」など、ライフプランに変更が生じても、エレベーターが無駄になりません。
〇注意点
●場所の確保が必要
後付けを予定している場合は、新築時からエレベーターの設置を想定して設計することが大切。リフォームの段階で場所を確保する場合、階段の位置変更や間取り変更が必要になり、工事範囲や工期、工費がふくらみます。
●補強などの追加工事
後付け予定のスペースは、配線なども考えて検討を。また、リフォーム時に補強などの大がかりな追加工事が必要にならないよう、予め下準備しておきましょう。
メリットと注意点を見極めて、いつホームエレベーターを付けるか検討しましょう。
また後付けを予定されている場合は、新築時にぜひご相談を。
設置時の工事範囲や工期、工費などを抑えられるように事前の準備をさせていただきます。
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