こんにちは、やまけんです。
お子さまがお家で長い時間を過ごす夏休み。
この時期、多くのご家庭でママやパパを悩ませているのが
「いくら片づけてもすぐ家が散らかる!」という問題です。
とくに保育園・幼稚園児や小学生などの小さなお子さまは、注意があちこちに移りがち。
オモチャやゲーム、脱ぎ散らかした洋服、やりかけの宿題などが
リビングに散乱している状態で来客があり、
大慌てしたという経験がある方も多いのではないでしょうか。
これから新たに家を建てる場合は、子育て中のご家庭でも散らかりにくく、
片づけやすい収納計画を意識しておくと、後々困りません。
そこで今回は、“お子さまの夏休み中も散らかりにくい家づくり”について、前後編で考えていきます。
前編では、夏休み中も片付けやすく散らかりにくい収納計画のポイントをご紹介!
【お子さまの夏休み中も散らかりにくい家づくりとは?】
●散らかしてもいい場所をあらかじめ作っておく
お子さまがいつもオモチャやゲームで遊ぶ場所や、宿題をする場所、使用中にある程度モノが散らかるのは仕方ありません。
子ども部屋以外の共有スペースで、ここならある程度散らかしてもいいという“定位置”を作っておくと、あっちもこっちも散らかるという状況を防げます。
来客があればサッと扉を閉めておもちゃを隠せるリビング横の和室や、
腰壁などで使用中の学用品が目につかないスタディスペース、
ゲストが足を踏み入れない2階のセカンドリビングやロフトなどは、お子さまの居場所にピッタリです。
●お子さまの生活動線を考えた収納計画を立てる
お子さまの生活動線を考えて、可能なかぎり動線上に収納を作りましょう。
例えば、お子さまから学校や塾から帰ってきてそのままリビングで遊んだり、
宿題をしたりすることが多いご家庭では、ソファなどに衣服やランドセルが散乱しがち。
帰宅の動線上にある土間収納やリビング脇に上着やランドセルを片付けられるようにすれば、散らかりにくくなります。
●お子さまがモノを使う場所のそばに収納を作る
よくある失敗例が、リビングにスタディスペースはあるものの近くに収納がないというパターン。
学用品などをわざわざ子ども部屋まで片づけに行かなくても、その場でサッと簡単にしまえる収納計画を意識しましょう。
●収納を“見える化”して親が管理しやすくする
子ども部屋の収納は、最近流行の扉レスクローゼットがオススメです。
個室なので扉がなくてもお客さまから見られる心配なし!
ご両親の目が届きやすいため散らかりにくくなります。
とりあえず押し込んで、中がぐちゃぐちゃという状況も防止。
また、家族みんなで収納を共有するファミリークローゼットは、
一緒に片づけながら年齢に合わせてサポートやアドバイスができ、お片付け習慣が付きやすくなります。
●収納内部のレイアウトを固定しすぎない
成長期のお子さまは、年齢に合わせてしまうモノや必要な収納スペースが変わってきます。
クローゼットの内部や棚の高さを固定しすぎると、後々使いづらくなることも。
収納の内部を固定しすぎず、可動棚や収納ボックスをうまく活用すれば、成長に応じて臨機応変に使えますよ。
後編では、前編でご紹介したポイントをふまえた収納計画の施工事例をご紹介します。
どうぞお楽しみに!