気密測定レポート~やまけんは標準仕様でも高気密~ | 山下建設株式会社の注文住宅
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こんにちは、やまけんです。
高気密・高断熱で、冬も夏も快適な温熱環境を実現しているやまけんの家!
今回は気密工事完成後の中間検査で行った気密測定の様子をレポートします。

【気密測定とは?】
住まいにどれくらい隙間があるか。気密測定器を使って家全体の隙間面積を測定し、気密性能を確かめる検査です。測定値は家全体の隙間面積(㎠)を建物の延べ床面積(㎡)で割った「C値(隙間相当面積)」という単位で表されます。

C値(隙間相当面積)=家全体の隙間面積(㎠)÷建物の延べ床面積(㎡)

【それでは気密測定開始!】
気密測定は建物の完成後に実施する完成気密測定と、工事途中に実施する中間気密測定があります。
今回は断熱工事が終わって断熱気密層が完成し、壁の下地材などを貼る前に行う中間気密測定。
まずは気密測定器を取り付ける開口部を決定します。

測定する窓が決まったら、外気が入ってこないよう四方に目張り。

しっかり目張りしたら、測定器の取り付けを開始!
この輪っかは「送風器」といって、住宅内の空気を外に出す役割を果たします。

続いて送風機に接続した筒状の機械は「整流筒」。
送風器で空気を排出した時の風量(通気量)と圧力差を測定します。

気密測定器の本体が登場!
測定した風量と圧力差から建物全体の隙間の面積を割り出し、“C値”を算出します。
チューブでつないで、セッティングしていきましょう。

測定前に建物の延べ床面積、階数などのデータを入力します。

外から見るとこんなカンジ!
外気が漏れないように、こちら側からもしっかり目張りしています。

チューブにTピースを差し込みます。
小さな部品ですが、風の抵抗を抑える大事な役目があるんですよ。

測定時には整流筒のカバーを外します。
なんだかメガホンみたいですね。

スタートボタンを押して、いよいよ測定開始。

ただ今、自動測定中!
測定が終わると、測定値や通気量の圧力差特性グラフを印刷したレシートが出てきます。

やまけんが2023年に実施した気密測定の平均値はC値0.47㎠/㎡でした。

【C値が低いほど高気密!】
C値の値が低いほど気密性能が高く、
●C値5.0㎠/㎡→ハガキ5枚相当分の隙間
●C値が2.0㎠/㎡→ハガキ約2枚相当分の隙間
●C値1.0㎠/㎡→ハガキ約1枚相当分の隙間

となります。
高気密住宅を名乗るならC値1.0㎠/㎡は切りたいところ!

やまけんが2023年に実施した気密測定の平均値はC値0.47㎠/㎡。
ハガキ1/2枚以下の隙間面積です!!

気密性能は仕様や間取りの影響を受けるため、多少C値にばらつきがでるものの、標準仕様でもかなりの高気密だと言えます♪

ところで高気密で家の隙間が少ないと、何がそんなにいいのでしょうか?
気密性能は冷暖房効率や換気効率、結露やカビの発生、ひいては住まいの寿命にも関わってくるんです!
次回は高気密住宅のメリットについてお話しします。どうぞお楽しみに。

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