床に使われる板材の種類と特徴を紹介!挽板、突板の違いは? | 山下建設株式会社の注文住宅
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こんにちは、やまけんです。

現在、公開中の高田モデルハウスでは床材に“幅30cm、厚さ5mmのオーク挽板幅広フローリング”を採用しています。

ところで皆さまは、フローリングなどに使用される無垢材、挽板、突板といった板材の違いをご存じですか?
今回は、お客さまからも時々ご質問いただく「フローリングによく使われる板材の種類と違い」についてご紹介します。

住まいの床材に使用される主な木材は、無垢材、合板、集成材などです。
冒頭で登場した挽板と突板は、どちらも合板の一種。無垢材に近い風合いを楽しめる、ワンランク上の化粧合板として人気があります。

【無垢材とは?】
集成材や合板のような木材の継ぎ足しや貼り合わせを行わず、1本の木から切り出した天然の木材をそのまま加工した単層板(ソリッドウッド)です。

無垢材ならではの質感や風合いを存分に楽しめます。ただし、温度や湿度で伸縮し、反りや変形が発生しやすいという面も。収縮や膨張も天然木ならではの特徴と理解したうえで採用しましょう。
写真はメルバウ材の無垢フローリングを採用した茅ヶ崎東海岸北モデルハウスⅡ。現在公開中です。

【集成材とは?】
割れや節などを取り除いた細かい木材を、接着剤で貼り合わせた木材です。成形時に繊維方向をそろえて接着しているため、断面には合板のような縞模様が現れません。
あらかじめ節や割れを除去しているため強度が高く、反りや変形が少ないという利点があります。

一方、質感や風合いの面では、無垢材ほど木の温かみや木目の表情を感じられず、硬く冷たい印象になりがち。また、成形した際の継ぎ目が目立ちます。
高田モデルハウスでは強度の高さや加工のしやすさを活かし、階段の踏板に集成材を採用しました。

【合板とは?】
薄くスライスした単板、いわゆるベニヤを重ねて接着剤で貼り合わせた木材です。単板の繊維方向(木目)が交差するように重ねているため、断面はミルフィーユのような縞模様になります。表面にプリントシートを貼り合わせたものや、挽板・突板のように天然木を貼り合わせたものなど、種類は様々。表面材の材質などより、価格帯や質感が大きく変わります。

●挽板
のこぎりで2mm~3mm程度の板状に切り出した天然木を表面に貼った合板です。

同じく天然木を貼り付けた化粧合板の中でも、突板などに比べて表面材が厚いため、より無垢材に近い質感に。木ならではの温もりや高級感が際立ちます。厚さがあることで、ひっかき傷や剥がれによって下地が出る心配が少ないのも利点です。

化粧合板としては高価ですが、無垢材に比べれば安価で、温度や湿度による反りや変形もある程度抑えられます。
高田モデルハウスの挽板フローリングは5mmの極厚なので、より自然な風合いを楽しめますよ♪ぜひ現地で体感してください。

●突板
天然木を0.2mm~0.5mm程度のシート状に薄くスライスして表面に貼り付けた合板です。無垢材よりコストを抑えつつ、天然木ならではの質感や風合いを楽しめます。また、無垢材よりも軽量で扱いやすい点や、温度や湿度による反りや変形が少ない点もメリット。

ただし、無垢材や挽板に比べると触り心地は硬く、冷たい印象に。表面材が薄いので、こすれやひっかき傷による下地の露出に注意する必要があります。
写真の施工事例では天井に杉の突板を採用しました。天井材は木材の軽さがメリットになり、床に比べて傷付くリスクが少ないので、突板が好んで使われます。

なお、挽板と突板の区分けは会社や商品によって異なり、天然木の表面材が1mm未満の合板を含めて挽板と呼んでいる場合も
より無垢材に近い質感を求めるなら天然木の表面材が2~3mm以上のものを選んでくださいね。

▽こちらでも施工事例をご紹介中です
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