「良質な眠りのための寝室」のつくり方➀寝室環境の4原則編 | 山下建設株式会社の注文住宅
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こんにちは、やまけんです。

健康や美容、日中のパフォーマンスにも大きく関わってくる「睡眠」。
近年では、良質な睡眠をとるためのスリープツーリズムに特化したホテルが増加するなど、睡眠環境に注目が集まっています。

毎日寝起きする我が家の寝室にも思いっきりこだわって、ゆったりリラックスして安眠できる睡眠環境を整えたいですね。
新築時やリフォーム時に、どんな点に配慮して寝室づくりをすればいいのか、一緒に見ていきましょう!

~良質な眠りのための寝室とは?~
睡眠環境で大切なのは音環境、光環境、温湿度管理、空気環境の4つだと言われています。
これに加えて眠りをサポートする空間づくりや配色を意識することで、より安眠できる空間に。またAI制御システムの導入(IoT化、スマートホーム化)で、眠りへの導入や起床をスムーズにすることもできます。

【光のコントロール】①採光
採光と照明、2つの光を上手にコントロールすることで、心地よい眠りと快適な目覚めを演出できます。窓周りの設計を工夫して睡眠時はしっかり遮光し、朝は眩しすぎない適度な光が入るようにしましょう。朝、太陽光を浴びることで体内時計が整いやすくなり、質の良い眠りにつながります。

●寝室の向きと窓を調整
部屋の向きによって、光の入り方が異なるため、方角を加味して窓の配置や大きさを決めることが大切です。ベッドと窓の位置関係にも注意しましょう。

●遮光カーテンや電動ブラインド
カーテンで朝日や街灯の光をコントロールして、眠りを妨げない環境に。
タイマー付きの電動ブラインドを採用することで、朝日を浴び、自然に目覚めることができます。

【光のコントロール②照明計画】
間接照明や調光機能付きの照明器具を配置することで、自然な入眠が促されます。

●調光・調色機能
光の強さを調節できる照明にすることで、読書や作業時には明るく、就寝前には暗くするなど、状況に合わせて調整できます。
また昼間は昼光色、夜は電球色といったように、場面によって光の色を変えられる機能も便利です。
就寝前はリラックス効果が高い暖色系の電球色にすることで、自然に入眠できる態勢が整います。

●多灯分散照明
メイン照明と複数の間接照明を組み合わせた多灯分散照明にすることで、シーンに応じた光の使い分けが可能になります。就寝前に強い光を浴びると、睡眠を促すメラトニンの分泌が抑制されるので、ベッドサイドの照明だけを点灯させるなど、明るさを抑えましょう。
メイン照明は強い光が直接目に入らないためメラトニン分泌を抑制でき、網膜への刺激も軽減してくれるダウンライトがオススメ。
下の施工事例のように足元だけやさしく照らすフットライトを配置すれば、夜中にトイレへ行った際などに完全に目が覚めてしまうことがありません。

【音環境への配慮】
寝室の位置を道路や隣家から離れた場所に配置し、防音性の高い窓や壁材を選択することが重要です。複層窓や防音ガラスにより、外部からの騒音を大幅に軽減できます。

●防音性の高い窓
断熱性を高めるペアガラスやトリプルガラスは、防音対策にも効果的。窓選びにこだわって騒音をカットしましょう。交通量の多い道路に面しているなど、住まいの立地によっては防音ガラスを採用するのも良いでしょう。

●寝室の位置
寝室は、道路や隣家との位置関係に配慮しましょう。トイレや浴室の排水音が直接響かないように設計することも大切です。
また二世帯住宅の場合は、生活時間帯の異なる親世帯と子世帯が互いの生活音を気にせず眠れるレイアウトにする必要があります。

●吸音素材
吸音性や遮音性の高いカーテンやカーペットを採用することで、静かな睡眠環境を整えることができます。

●静音設計の機器
就寝中、意外と気になるのが機械の運転音。エアコン、空気清浄機、時計、寝室用冷蔵庫などは静音設計タイプを選ぶのがオススメです。

【温湿度の管理】
寝室に適した温度は一般的に、夏が26~28℃、冬が16~20℃程度とされており、湿度に関しては年間を通して50~60%程度が最適とされています。

●調湿建材
やまけんで人気のホタテ漆喰や、内装タイル建材「エコカラット」、無垢材など、調湿機能のある建材を採用することで湿度を安定させることができます。

●シーリングファン
シーリングファンで空気をかき混ぜ、湿度や温度のムラをなくすことで、寝苦しさの解消につながります。

全館蓄熱床暖房
不快な温風や運転音がなく、部屋全体をじんわり温めてくれます。ホコリが舞いにくいのもポイント。また空気が乾燥しにくいため、加湿器なしでも湿度が安定します。
現在公開中の磯子モデルハウス鵜野森モデルハウスA棟では全館蓄熱床暖房をご体感いただけます。

●全館空調
家全体の室温を一定に保つことで寝室の温度変化を防ぎ、冷え込みや寝苦しさを軽減できます。また、夜中にトイレに行った際などのヒートショックのリスクも低くなります。
現在公開中の茅ヶ崎東海岸北モデルハウスⅡでは全館空調をご体感いただけます。

【空気環境の整備】
高効率の24時間換気システムや空気清浄機、全館空調などを採用して安眠しやすい空気環境を整えましょう。温湿度環境の項目で紹介したシーリングファンや全館蓄熱式床暖房も効果的です。

●通風性
窓を2か所以上設けるなど、空気の通り道を考慮した設計にすると、自然換気がしやすくなります。

●換気システム
法律ですべての新築に設置が定められている24時間換気システム。換気システムによって排気力や弱く湿気がたまりやすいものもあるため注意を。また全熱交換式の第1種換気であれば、排気時の温度低下を避けられ、室温が安定します。

●空気清浄機
高性能フィルター搭載の空気清浄機を採用することで、ハウスダストやウイルス、アレルゲン、臭いなどを除去でき、空気の質を改善できます。

後編では寝室の配色や+α機能、AI制御による睡眠環境づくりについてご紹介します。
ぜひ続けてご覧ください。

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