レジリエンス住宅④~土地の災害リスクに合わせた間取り~ | 山下建設株式会社の注文住宅
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こんにちは、やまけんです。
3月のブログでは「耐震」、「法令に基づく自然災害リスクのある区域」、「レジリエンス住宅」と、防災を意識した投稿を行ってきました!
その締めくくりである今回は、「レジリエンス住宅④~土地の災害リスクに合わせた間取り~」をお届けします。

ハザードマップをご覧いただくと分かるように、程度の差はあれ、多くのエリアは法令が定める何らかの「自然災害のリスクのある区域」に該当しています。
まったく災害リスクのない土地を探すのはなかなか難しいですが、土地の災害リスクに合わせた間取りを意識することは可能ですよ!
該当エリアが多い「水害リスクがある区域」と、「土砂災害リスクがある区域」を例に、レジリエントな間取りをご紹介します。

【水害リスクがある区域におすすめの間取り】
●浸水被害を最小限に留め、耐震性も高めやすい2階リビング

一般的に1階に部屋が細かく分かれて柱や壁の多いプライベートルーム、2~3階に空間が大きく柱の少ないリビングを配置することで、重心が低くなり、耐震強度を上げやすいと言われています。
また2階にLDKがあれば、地震や台風に付随して起こる浸水時にも浸水被害を最小限に抑えることが可能。床上浸水程度なら、2階のキッチン・リビングで生活を続けることが可能です。万が一、逃げ遅れても食材などを確保しながら救助を待てます。
パントリーや小屋裏収納に備蓄品や防災グッズを備えておけば、なお良いでしょう。

●垂直避難ができる屋上(ルーフバルコニー)
急激な雨や浸水で避難所まで移動する余裕がなく、在宅避難が必要になった際は、なるべく上階に逃げる垂直避難が鉄則。最上階で救助を待つことができる屋上は、在宅避難に適しています。
屋上でべランピングやバーベキューを楽しむため、屋上近くにランタンやアウトドアグッズを収納している場合は、それらのグッズを防災に活用することも可能です。

【土砂災害リスクがある区域におすすめの間取り】
●大きな開口部や玄関を山側と反対に設けた間取り

土砂の流入を可能な限り防ぐため、土砂災害の要因となる斜面や山がある側は、開口部の大きさや数を抑えます。大きな窓は山と反対側に集中させると良いでしょう。
また脱出のことを考えて、玄関位置も山側を避けた方がベターです。

●山・崖とは逆側の2階リビング
在宅避難が必要となった場合の避難場所は、山側とは逆にある2~3階の部屋が適しています。
山の反対側を意識して2階リビングを設置し、パントリー内に備蓄食材や非常時用の防災グッズを収納しておくと良いでしょう。

災害を意識した間取りや構造の住まいを建てる場合も、もちろん災害リスクの非常に高い土地(レッドゾーン)は避けてくださいね!

これまでのブログで投稿した、レジリエンス住宅シリーズ①~③もあわせて参考にしていただけますと幸いです。

レジリエンス住宅①~災害に備えて安心の住まいとは?~
レジリエンス住宅②~T様邸が備えて安心の家として雑誌掲載~
レジリエンス住宅③~災害時に役立つ高性能給湯器~

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